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2015-08-11

Cool Agriプロジェクト始動

〈 Cool Agriプロジェクト始動 〉

目的

「農業を豊かに!」 「農業を憧れに!」 「農業を仕事に!」

背景

2011年の震災をきっかけに、一般社団法人Cool Agriの代表理事である私(大野農園 大野栄峰)は、生まれ育った福島のために、そして、父と母が仕事としている農業のために、何かチカラになりたいという想いと決意を持って、福島に戻り実家の農業を継ぎました。

-「震災が無かったら実家の農業を継がなかったのか?」
震災がなかったら、福島じゃなかったら、今農業をやっていたかと聞かれると自信がありません。
実際、震災前までは、正直、農業に魅力や興味すら感じていませんでした。
しかし、いざ農業を仕事にしてみるとワクワクし震え上がるような感覚がありました。
それは、これまでとは180度違う考えを持つ自分がいたからです。

-「農業はカッコいい!」「農業は可能性に溢れている!」
何よりも、地と向き合い農作物という生命と向き合う姿、雨風に負けず最高のモノを追及している姿は
最高にカッコいいと思います。
にも関わらず、現実に目を向けると・・・
若者の農業離れ、後継者不足、新規就農者が減少
これだけ魅力や可能性がある職業を選択しないのはなぜだろう、と疑問を感じました。

-「どうしたら農業の魅力を伝え、農業を職に選択する人間が増えるだろうか。」
そんなことを考えている時に、ふと原点に立ち戻ると私自身、職業の選択を迫られた時の想いこそが最大のヒントだと感じたのです。
私はなぜ農業に魅力を感じなかったか、私はなぜ農業を仕事に考えなかったか。
理由は“農業のネガティブイメージ”です。
世間で言われる農業の5K
「きつい、汚い、金ない、カッコ悪い、結婚できない」
正直、そこまでのネガティブイメージはもっておりませんでしたが天候に左右されて、災害、害虫に脅えて、定期的な休みが無いなど両親の仕事している姿を見て将来農業をやってみたいとは思いませんでした。

では何が必要かと悩みに悩んでいる矢先、僅かながらも煌々と光る一筋の光が見えてきました。
新たな視点で農業のカッコよさ、楽しさを伝えることで農業がより魅力的なものになるのではないか。と。

-「福島県の地域農業を先導するモノづくりのプロフェッショナル集団の結成」
震災から4年たった2015年3月11日に「一般社団法人Cool Agri」を設立しました。
福島県の地域農業を先導するモノ作りのプロフェッショナルが団結、地域リーダーの意欲、情熱で農業を奮起したいと立ち上げたのがCool Agriです。

-「未来の農業に変革を起こしたい。Cool Agri始動」
まずは農業者自身の改革です。
一生懸命働く、働き方を改めなければいけない。
時代を見据えつつ時代を先導する農経営をしなければならない。
農業者自身が全力で農業を楽しまなければいけない。
目標は
「農業に興味を持ってもらいたい」「農業を好きになってもらいたい」そして「農業を仕事にしてもらいたい」
そのために、メンバー一丸となって未来の農業のために福島から革新的な農業を実践し発信していきます。

一般社団法人Cool Agri


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