一般社団法人Cool Agriは本日で設立10周年を迎えます。
これもひとえに、私たちに関わっていただいた皆様の多大なる
ご支援があってのことと心より感謝を申し上げます。
2011年3月11日、東日本大震災が発生した日。
私たち福島県の農業者にとって、忘れられない日です。
被災したことで、生活環境だけでなく、
福島県の農業を取り巻く環境や
状況がガラリと変わりました。
「ふくしまから新しい農業のカタチを創る」
その思いを胸に、私たちは震災から
4年後の2015年3月11日にこの団体を設立しました。
下記に代表理事の大野からのメッセージを掲載いたします。
〜代表理事・大野からのメッセージ〜
東日本大震災後、
多くの方々にご支援をいただき改めて感じ、誓ったのは
地域農業を強くし、発展することで恩返しをすることです。
震災で受けたダメージを回復、発展させて自立していくには
個々の農業経営で解決して行くには多くの時間と
労力を要することは想像できました。
より加速させるには、
地域や栽培作物が異なる生産者が知識や経験、
情報や販路、戦略まで共有しチームで戦うことで、
掛け算の効果を得られればと
2015年3月11日に30人を超える生産者と
一般社団法人Cool Agriを設立しました。
日本の食文化を絶やさず継承していきたい。
その為には次の世代の農業者を創出していくことを
ミッションとしていくこと。
農業の魅力を発信し、農業の可能性を広げ、
売り上げ規模を拡大して
農業雇用を増加させていく取り組みを
10年間進めてきました。
新規就農者セミナー、バイヤーを畑に招いての商談会、
共同商品開発、他業種とのマッチアップ、
魅力を体験してもらうツアー、
メンバーの経営を現地で学ぶフィールドワークなどなど、
ここには書ききれない取り組みを行ってきました。
効果としては所属メンバーの事業拡大、
そして10年で100名を超える
新規就農者雇用へと繋がりました。
この先ももっと多くの生産者、全国の生産者を巻き込み、
更には業種の方々と協同し、日本の農業、
食文化を継承していきたいと思っております。
今後ともご支援の程、何卒お願い申し上げます。